​卒業設計

新たな町の境目に記憶の可視化を施して

まちの自由席

粕谷研究室 小林 磨奈

一度しかない卒業設計で絵を描くことができて嬉しかったです。デザイン力や図面表現については修業が必要ですが、絵で伝えるという目標を達成できたことが自信になりました。就職先でも自分の武器を力に頑張りたいと思います。

​総評 粕谷 淳司

鉄道の地下化によって地上に生じた線形の土地に、さまざまな世代の人々が自由に使える場所と、そのきっかけを生み出すような構築物が提案されている。一種の公園のようなものとも言えるが、敷地と周囲の既存建物、あるいは街と駅を「つなぐ」ような提案のあり方や、かつてそこに線路があったことを想起させる構築物の形状に特徴がある。線形の土地に多様な場所を生じさせるために、既存の(別の)公園の一部を切り取って「引越し」させてくるというアイデアはユニークで、こうしたアイデアや、この場所で行われる人々のさまざまなふるまいが、作者独自のユーモラスなイラストによって生き生きと表現されている。