​卒業設計

​駅とまちを結ぶインターフェースの設計

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酒谷研究室 福間 新

現代の駅風景として、建物の裏側やフェンスなどの要素で駅と街が分断され、閉鎖的な空間である。方法として駅のプラットホームを拡張し、鉄道軌道に沿った空間に様々な”暮らしの空間”を挿入する。駅構内や駅周辺のエリアに人々の生活の場となる空間を形成し、これらの要素が駅と街を繋ぐインターフェースとなる。 

​総評 酒谷 粋将

福間君の作品は、小田急電鉄鶴川駅を対象として、住居をはじめとした暮らしの機能を挿入したまちからの連続体としての駅空間の提案である。彼は鶴川駅の改築計画に先立ち2019 年に実施された市民ワークショップ「鶴川駅を考える会」に参加し、市民の声を聴く中でどうしてもプラットホームと町の風景が分断されがちな駅の在り方に問題意識を持つようになった。また鶴川駅の多くの利用者は毎朝電車に乗って新宿方面に働きに出ていくのだが、“玄関開けたらプラットホーム” という究極の「駅チカ」の生活像を描き、それをもとに発想を飛躍させ、プラットホームを拡張した空間に駅周辺エリアと電車をうまく関係づける住居群を挿入するというアイデアに行きついた。鉄道軌道を軸とした谷状の断面で空間を構成しつつ、各住居を雁行させながら配置することでちょっとした広場や路地といった都市の空間要素を巧みに配置し、まちと駅の連続性を実現した。