​すまいデザインコース

住宅設計スタジオ

​授業概要

「住宅設計スタジオ」は、すまいデザインコース3年春学期の必修科目です。住宅設計のプロフェッショナルとなることを意識し、2年で取り組んだ住宅の課題と比較して、さらに創造性の高い提案が求められるスタジオである。例年は2 課題を出題しているが、本年度は新型コロナウイルスの影響で授業が短かったことから、1 課題のみ、かつオンラインでの実施へと変更した。

課題説明

課題 「あり続ける家」

その場にあり続けられる自律した住宅を思考し提案するという課題。住み手、必要諸室、規模なども各自で考えなければならず、また、建築がそこにあり続けることで社会、環境、くらしがどう変化するのか、どう変化させたいのかも想像しなければいけない条件になっている。建築を設計することは良くも悪くも未来をつくることに繋がる。そのことを強く意識することで結果的に建築を設計する行為そのものを問うものとなっている。

作品

総評 粕谷 淳司 [准教授]

昨年に続き出題された「建築の持続性・自律性」を問う課題1は、建築にとって根源的な問題の一つを扱ったものである。本年度はオンラインによるエスキースチェックという制約があったが、結果的にはむしろ各自の内面への問いかけが強くなり、それが作品の多彩さにつながったのではないかと思われる。永山さんの作品は建築新人戦2020 の16 選に選出され、香川さんの作品は住宅課題賞の優秀賞3 等を受賞するなど、学外でも目覚ましい成果を上げることができた。

住宅インテリアデザインスタジオ

​授業概要

この授業は、空間を構成する素材(material)と、素材を空間として実体化させるためのイメージ(image)を探求し、その分析・展開によって各自が発見した方法を、主にインテリアを対象とした実空間(space)の具体的なデザインに結びつけることをテーマとしている。素材・イメージを、原寸・モデリング・ドローイング等、多様な方法によって分析し、そのプロセスを通じて、人の活動(activity)を内包する実空間を計画する。

課題説明

課題は3部構成となっている。まず『ちいさな空間』というテーマでグループ作業を行い、キャンパス内に、実際に体験できる空間のインスタレーションを行う。続く『分析と展開』のプロセスは、『小さな空間』で発見した内容を分析・発展させる個人作業となる。最終的に、これらのプロセスで得た結果を応用して、表参道に設定された6 箇所の敷地を対象に、インテリア、ファサード、パビリオンなどのデザインを行う。

​作品

総評 粕谷 淳司 [准教授]

本年度は新型コロナウイルスの影響が懸念されたが、幸い「小さな空間」「分析と展開」のワークショップ作業と、その後のエスキスチェックは対面で実施することができ、最終プレゼンテーションのみ、緊急事態宣言の発出に伴ってオンラインで実施することになった。結果的には春学期に続いて密度の高いデザインが多く、かつ、動画を用いたプレゼンテーションを試みた者も複数名出るなど、よい意味で表現の貪欲さが見られる結果となった。