​すまいデザインコース

住宅設計スタジオ

​授業概要

「住宅設計スタジオ」は、すまいデザインコース3年春学期の必修科目である。住宅設計のプロフェッショナルとなることを意識し、2年で取り組んだ住宅の課題と比較して、よりさまざまな敷地条件や生活スタイルを想定し、さらに創造性の高い提案が求められるスタジオである。

課題説明

課題 1「あり続ける家」

その場にあり続けられる自律した住宅を思考し提案するという課題でる。住み手、必要諸室、規模なども各自で考えなければならず、また、建築がそこにあり続けることで社会、環境、くらしがどう変化するのかも想像することが必要になる課題である。

課題 2「スチューデント・ハウス」

関東学院大学 関内新キャンパス近くの敷地に、地域に開かれた生涯学習施設等を併設した学生寮を設計する課題である。80 名の学生が住む都市住宅、かつ、地域に開かれた建築の設計を通じて、住宅・建築・都市の関係を考えることを意図している。

作品

総評 粕谷 淳司

第一課題の「あり続ける建築」という抽象的なテーマに対しては、住まい方の変化を受け止める「強い建築」を思考した案や、敷地となった黄金町という特異な場に対する建築のあり方を示したものが多かった。一方で「住宅は自分の感情を受け止める場所」として個人的な空間の集積として住空間を再考する案などもあり、住宅とは何なのか?という本質を改めて考えさせられる機会となった。第2 課題では、複合機能で規模の大きな建築をまとめる上での設計方法を学びつつ、大人数で集まって住むということを考えてもらった。「開かれた」というテーマのもと戸全体構成や形で表現したもの、交際交流というテーマをもとに、シンプルな空間構成の中に多様性を表現したものなど、集まって住む事への解答ができていたように思う。

住宅インテリアデザインスタジオ

​授業概要

この授業は、空間を構成する素材(material)と、素材を空間として実体化させるためのイメージ(image)を探求し、その分析・展開によって各自が発見した方法を、主にインテリアを対象とした実空間(space)の具体的なデザインに結びつけることをテーマとしている。素材・イメージを、原寸・モデリング・ドローイング等、多様な方法によって分析し、そのプロセスを通じて、人の活動(activity)を内包する実空間を計画する。

課題説明

課題は3部構成となっている。まず『ちいさな空間』というテーマでグループ作業を行い、キャンパス内に、実際に体験できる空間のインスタレーションを行う。続く『分析と展開』のプロセスは、『小さな空間』で発見した内容を分析・発展させる個人作業である。最終的に、これらのプロセスで得た結果を応用して、表参道に設定された6 箇所の敷地を対象に、インテリア、ファサード、パビリオンなどのデザインを行う。

​作品

総評 粕谷 淳司

このスタジオの特徴として、単に最終的な図面と模型でプレゼンテーションするのではなく、そのデザインに至るまでのプロセス(スタディの過程)をプレゼンテーションすることが挙げられます。今年の作品は14 週間の期間を十分に活かし、最初のインスタレーションで得られた身体的な感覚からデザイン言語を発見・発展させ、最終的なプロジェクトに活かすことのできた案が多かったことが印象的でした。