ランドスケープデザイン・ワークショップ (LDWS)

​授業概要

「関係を設計」するのが「ランドスケープデザイン」である。人と自然の関係、人と人との関係、子どもと高齢者との関係、昼と夜の関係、夏と冬の関係、自分と地球との関係、過去と未来との関係・・・などなど、様々な「対象(モノ・コト)」を、様々な「スケール(空間・時間)」で発見〜理解~編集~変換〜創造することが「ランドスケープデザイン」である。LDWS では、建築を設計した後の「余った外部空間」に庭を設計するという前時代的な発想ではなく、多くの人々に永続的に愛される空間となるために、建築の設計をも含めた外部空間の設計を目指す。

課題説明

15週のうち、前半7週間は、ランドスケープの重要な設計素材である、「舗装」、「植栽」、「壁」、「等高線」、「階段」、「水」、「小道」等について、その種類や設計方法の事例を学んだ上、斜面地に建つカフェを含めたランドスケープを設計した。後半の8週間は、大学近くの金沢八景公園を題材に、保育園と地区センターのある公園のリノベーション提案に挑戦した。約7,000 ㎡の公園だが、数年前に津波避難広場が増設された。より多くの住民に愛される防災公園としてのリノベーションが目的でり、そのためには、周辺のコンテクストを良く調査し、都市における公園のあり方に関して熟考することが求められる。

​作品

総評 中津 秀之 [准教授]

学生たちは、建築設計製図Ⅳの課題に追われる中で、毎週頑張って模型や図面、スケッチを提出してくれた。これらの学生達の課題取り組みパワーには感心した。特に後半の「金沢八景公園」のリノベーション提案では、幼児から高齢者まで公共空間における人々の過ごし方をよく観察して、この敷地だからこそ活かされるべき環境の価値を見出して強化するデザイン手法を学んでくれたと確信した。この経験を活かして、来学年のデザインスタジオ等の演習でより具体的な設計技術に高めて欲しい。また、卒業後も、ただ建築を設計するのではなく、外部空間を活かすための建築のあり方を深く追求することで、内部空間と外部空間が一体となった新しい空間提案にチャンレンジしてもらいたいと考えている。