ビルディングワークショップ

​授業概要

「ビルディング・ワークショップ」では、設計した空間を自らの手で建設する。直接手で材料に触れ、それを刻み、組み立てることで建築を構成するモノの性質を、チームで課題に取り組むことで他者と協働することの大切さと難しさを、企画から施工まで一連の建築生産のプロセスを経験することで、図面を描いたり模型を作ったりする設計の一つ一つの行為の意義を、体感的に学ぶことを目標としている。

課題説明

関東学院大学の金沢八景キャンパスを対象敷地として、キャンパス内を行きかう人々の小さなアクティビティが誘発されるような空間づくりを目指した。授業の最初にキャンパス全体を歩き回って既存の空間資源を探し回り、その後チームに分かれて大学に必要と思う空間について議論を行い、「休む」「遊ぶ」「飲む・食べる」等といった日常生活のシーンをテーマとして定め、それぞれの方針に沿った具体的な提案について考えていった。

​作品

総評 酒谷 粋将

今年度は5チームに分かれてそれぞれの作品を制作しました。一種類の部材をたくさん組みあわせて網目状に構成し、全体を押し上げることでドーム状の空間をつくった「レシプロカルドーム」、ジャングルジムのように部材を立体格子状に組み上げ、上に登って寝転がれる空間をつくった「mass rest」、有名建築の平面図を卓球台として表現し、好きな平面図を選んで組み合わせて対決ができる「建築ピンポン」、巨大な橋状の空間を設け、その上で食事ができる「Dining Bridge」、木材や不織布等の部材を組み合わせ、3つの視点からK とG とU の文字を眺めることができる「KGU」といった、タイプもスケールも多様性に富んだ非常にユニークな作品が出揃いました。