建築設計製図

​授業概要

この授業は学部2年生の秋学期14 週で行われる設計スタジオ課題である。前半7週を第一課題(横浜国際観光センター)、後半7週を第二課題(こども園)としてより公共的な建築のあり方を求める少し規模の一級建築士設計課題程度の規模の設計である。授業の進め方は主に授業初めに各事例の類似作品や設計手法をスライドでレクチャーし、その後全員のエスキス方式で進め、中間発表、最終講評へと至る。ここでのテーマは建築のかたちやプランニング、断面構成などを美しく図面化、模型化するということであり、パース表現なども求められる。

​課題説明

本年は昨年までのプログラムをがらりと変え、『横浜国際観光センター』を第一課題、『こども園』を第二課題とした。それぞれのテーマは断面構成とランドマーク、平面構成とランドスケープ、という明確に異なるテーマを設定している。第一課題の敷地は横浜・赤レンガ近くに現在、屋形船の艀や会議センターが建つ場所。規模は延床約3,000㎡程度、想定としては8階建て程度である。海際のマリンスケープやランドマークとしての建築のあり方を問う課題である。こども園の方は延床2,000 ㎡程度、2層以下を想定し、建築と外構の一体的な設計が期待される。

作品

《課題 1 》

《課題 2 》

​授業の総評

第1課題は海際に建つ建築のランドマークとしての在り方と断面計画をテーマとした課題だったが、優秀作品として選ばれた案の中でも香川さんの案は建築の床=水平という既成概念を崩し、床を傾斜させることによって様々な高さの空間を作り出しており、内部での楽しげなアクティビティが想像される提案となっていることが良かったと思う。第2課題では建築の平面計画をランドスケープと一体で考えることが求められたが、選ばれた中でも板橋さんの案は、平面計画、模型、パースなどの完成度が非常に高いこと、そしてそれらの表現によって内部外部を横断して楽しそうに走り回る子供の姿が目に浮かぶような質の高い提案になっていることが評価された。