​卒業論文

遺伝的アルゴリズムを用いた樹木状柱の形態創生手法の提案

高島研究室 唐 炳杰

指導教員 高島 英幸

 ヨーロッパ、中東、東南アジアなどで樹木をイメージされる構造体が実際に設計されてきた。これらの形はその都度作り上げられたものであったが、木の成長過程などを人工生命的に作り出す手法が1980年代半ばに提案され、その手法をベースに樹木状の形態を創り出せるかを試みたものが本研究の源流となる。

 本研究では膨大な組み合わせを試すことができる遺伝的アルゴリズムを用い、枝分かれして得られた樹木形態を遺伝子に見立て、交叉、突然変異を通して、樹木らしさ、構造として成立するかを目的関数として、最適形状へ誘導していく基本的なアルゴリズムを自らプログラム化している。将来的に設計者が形態をセレクトする支援システムへの展開も期待でき、新たな建築空間の創造の一端になり得る。